※この記事にはプロモーションを含みます。
- 霧多布岬とは?霧多布岬の景色
- 霧多布岬までのアクセス
- 霧多布岬でラッコを見るには?その他に見られる動物は?
- 霧多布岬周辺のおすすめ観光スポット
- 霧多布岬周辺の宿泊施設
この記事では、
霧多布岬でラッコを見るにはどうすればいいの?
霧多布岬までのアクセスを知りたい!
といった方に向けて、霧多布岬までのアクセスやラッコの目撃スポット、その他観光情報を紹介していきます。
霧多布岬へ旅行予定のためになる情報をまとめましたので、ぜひご覧ください!!
霧多布岬とは?
住所:〒088-1522 北海道厚岸郡浜中町湯沸33番地
駐車場:20台(無料)
トイレ:あり(霧多布岬展望台にあり)
霧多布岬は北海道最東端の根室市のとなり、浜中町にある太平洋に面した岬。
岬からの景色はもちろん絶景ですが、岬周辺からはなんと野生のラッコを見ることができます。
ラッコは絶滅危惧種に指定されており、日本で野生のラッコが見られるのはこの霧多布岬周辺くらいしかないんです!
また、ラッコ以外にも馬、野生のアザラシなども見ることができますよ。
「トッカリ」(アイヌ語でアザラシの意)が見えることから、トッカリ岬とも呼ばれるんだとか!
映画「ハナミズキ」のロケ地にも選ばれており、劇中にも霧多布岬の絶景が登場したみたいです。
次に、霧多布岬周辺の様子・景色を紹介します。
霧多布岬周辺の様子・景色
霧多布岬北側の景色。断崖絶壁に広がる海が絶景です。
南側の景色。北側の景色とは打って変わって草原の奥に海が広がります。
これは湯沸岬灯台。霧多布岬の正式名称は湯沸(とうふつ)岬というみたいです。
白と赤のツートンカラーが特徴的なオシャレな灯台。映画「ハナミズキ」にも登場したみたいです。
岬周辺は遊歩道が整備されていて歩きやすかったです。
霧多布岬は中心市街地のはずれにあり、周囲にはセイコーマートやスーパーマーケット、ガソリンスタンドなどもあります。
霧多布岬へのアクセス
霧多布岬周辺は鉄道・バスの本数が非常に少ないため、車でのアクセスをおすすめします。
また、霧多布岬には無料駐車場があり20台ほどが停められます。
釧路市街・釧路空港から車でアクセス
釧路からは国道44号線経由で1時間20分
中標津空港から車でアクセス
中標津空港からは道道123号経由で1時間20分ほど。
根室市街から車でアクセス
根室市街からは国道44号経由で1時間でアクセス可能です。
バスでアクセスする場合は?
公共交通機関を利用してアクセスするには、花咲線の茶内駅まで鉄道で行き、そこからバスに乗り換えが必要です。
終点の「霧多布温泉ゆうゆ」から霧多布岬までは徒歩40分です。
【鉄道・バスのみ】車なしで行ける北海道旅行の観光地30選【エリア別に紹介】ラッコを見るには?
ラッコが見られる時期ですが、ラッコは通年見ることができます。
そして気になるラッコの出現スポットですが、こちらはどうやら定まってはいないみたいです。
ただ、参考程度に筆者が2021年の9月ごろに訪れた際、ラッコを目撃したエリアを紹介します。
ラッコ目撃スポット
私がラッコを目撃した場所と海域はざっくりと以下のような感じ。
霧多布岬のちょうど先端まで行き、北側の水色で囲った海域で目撃しました。
プカプカと浮かぶラッコを発見!
もう少しアップしたのがこちら
お腹を上にして浮いているのが見えます。
目視でもラッコの姿は確認できますが、もっとハッキリ見たい場合は双眼鏡を持っていくのがおすすめです。
どうしても見つけられないときは、他の訪問客にラッコの目撃情報を訪ねてみるのもあり。
霧多布岬で見られる野生動物たち
霧多布岬周辺では、ラッコ以外にも馬やアザラシ、そして運が良ければラッコと同じく絶滅危惧種に指定されている「エトピリカ」という鳥も見ることができます。
馬
放牧されている馬が霧多布岬手前の草原でよく見られます。
馬の放牧されているエリアは上の画像のような感じ。運がいいと道路沿いから見られますよ。
アザラシ
アザラシは霧多布岬周辺の沿岸で目撃できます。私が訪れたときはアザラシの姿は確認できませんでしたが…
エトピリカ
「エトピリカ」はアイヌ語で「クチバシが美しい」という意味で、オレンジ色のクチバシが目立つ鳥です。
このエトピリカは道東からベーリング海沿岸にかけて生息しているのですが、なんと野生のエトピリカを日本で見られることができるのは霧多布岬周辺のみなんだそう!!
霧多布岬の先端から見える小島にその姿を確認できるようです。
また、霧多布岬で目撃されるエトピリカは、後述するケンボッキ島・アゼチ岬周辺に生息しているらしく、そちらの方が目撃確率は上がるかもしれません。
霧多布岬周辺の観光スポット
霧多布岬周辺は霧多布湿原や嶮暮帰(ケンボッキ)島といった観光スポットがあります。
霧多布湿原
霧多布湿原ビジターセンター:〒088-1304 北海道厚岸郡浜中町四番沢20
琵琶瀬木道:〒088-1531 北海道厚岸郡浜中町仲の浜122
仲の浜木道:〒088-1531 北海道厚岸郡浜中町仲の浜
花ごよみ・鳥ごよみはここからアクセス
霧多布湿原は霧多布岬から西へ8kmほど進んだ場所に広がる湿原。木道やビジターセンターなどが整備されており、観光におすすめなスポット。
4月から9月まで様々な花が咲き乱れ、中でも6月下旬から7月は、エゾカンゾウという綺麗な黄色い花が見ごろを迎えます。
バードウォッチングもおすすめで、鳥類のうち日本全体の約半分が浜中町で見られるみたいです。
また、霧多布湿原の中をカヌーで進むツアーも実施されており、貴重な花々やバードウォッチングも同時に楽しめます。
MGロードは霧多布湿原の真ん中を横断する2kmの直線道路です。
英語で「緑豊かな湿原」を意味する「Marshy Grassland」から頭文字をとってMGロードという名が付きました。
「霧多布湿原ビジターセンター」へ至る道がMGロードとなっているのでぜひ走ってみてください。まさに湿原のど真ん中を走っている気分になれます。
琵琶瀬展望台
琵琶瀬展望台からは霧多布湿原を一望できます。
霧多布湿原を周囲より少し高いところから見下ろすため、大スケールの景色を楽しめます。
嶮暮帰(ケンボッキ)島
霧多布岬の南東には、ケンボッキ島と呼ばれる無人島があります。
海鳥の繁殖地として有名で、港からは漁船で10分ほどのところにあります。
フェリーの就航などは無く、ケンボッキ島への上陸はツアーのみ。
たくさんの海鳥を見ることができ、とりわけ運が良いと野生のエトピリカを肉眼で目視できるみたいです。
上陸できる機会も少ないのでおすすめです!
アゼチ岬
アゼチ岬は霧多布岬から5kmほどのところにある岬。
上の写真の奥に見える「小島」はエトピリカの生息地となっており、現在は5匹程度が暮らしているのではないかと言われています。
6月から7月はエトピリカを観察する人たちが多く訪れるようです。小島までは距離があるので観察には双眼鏡が必須です。
霧多布岬周辺の宿泊施設は?
霧多布岬周辺には民宿から旅館まで合わせて5軒ほどの宿泊施設があります。
なかでも、「宿房 樺のん」さんや「旅館 くりもと」さんでは海の幸を中心としたお食事いただけます。
霧多布岬キャンプ場
また、霧多布岬付近には「霧多布岬キャンプ場」という町営のキャンプ場があります。
テント泊の場合は無料、コテージ宿泊(コテージ内に電気設備や寝具などは一切なし)の場合は1泊¥1760で宿泊可能です。
テント泊・コテージ泊どちらも利用にあたっては予約が必要になります。予約先は「霧多布温泉ゆうゆ(0153-62-3726)」です。
まとめ
この記事では日本でわずかしかない野生のラッコが観察できる岬で有名な霧多布岬を紹介しました。
霧多布岬へのアクセスは公共交通機関を利用してのアクセスが不便ですが、さまざまな野生動物・植物を観察できる魅力的な観光スポットたくさんあります。
皆さんもぜひ霧多布岬の観光を満喫してください!
最後までご覧くださりありがとうございました!