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この記事では、薩摩酒造の焼酎蒸留所である「明治蔵」の情報をまとめています。
記事の内容は以下のとおりです。
・明治蔵の基本的な情報
・明治蔵へのアクセス
・明治蔵の見学方法と実際に見学したときの様子
・明治蔵限定の焼酎・お酒【一部は通販で購入可能】
・明治蔵の滞在時間
お急ぎの方は目次を利用してください。
明治蔵の概要
名称 | 明治蔵 |
住所 | 〒898-0025 鹿児島県枕崎市立神本町26 (GoogleMapで確認) |
営業時間 | 9:00〜16:00 |
休館日 | 12/31、1/1 |
滞在時間 | 説明なしの見学の場合:15分〜60分 説明ありの見学の場合:30分〜60分 |
入場料 | 無料 |
アクセス | 指宿枕崎線「枕崎駅」から徒歩20分 |
公式HP | 薩摩酒造花渡川蒸溜所明治蔵 |
明治蔵は、鹿児島県枕崎市にある薩摩酒造の焼酎の蒸留工場です。
明治時代から続く、鹿児島の名産品である芋焼酎を昔ながらの製法で造り続ける蔵で、実際に焼酎を造っている様子を間近で見学できるスポットです。
以降では、明治蔵へのアクセスと実際に見学したときの様子、明治蔵限定の焼酎などを紹介していきます。
明治蔵へのアクセス
明治蔵の最寄りまで行く公共交通機関はありません。
そのため、JR指宿枕崎線の枕崎駅から徒歩で行く必要があります。片道約20分です。
なお、枕崎の駅前に観光案内所があり、レンタサイクルを利用して行くことも可能です。
上の写真の建物内に観光案内所があります。
レンタサイクルを利用した場合、見学の最後のお酒の試飲はできなくなってしまいますのでご注意ください。
明治蔵の見学について
明治蔵は施設内の見学が可能です。
見学には以下の2種類があります。どちらも無料で、見学可能なエリアに違いはありません。
- 自由見学コース(予約不要)
- ご案内コース(要予約)
「自由見学コース」は予約不要で、開館時間内に自由に訪れて見学できるコースです。職員の方による説明はありません。
「ご案内コース」は、明治蔵の職員の方が明治蔵でのお酒の造り方について解説をしながら見学するコースで、職員の方による案内は15分ほどです。
「ご案内コース」は1日に4回行われており、その開催時間は以下のとおりです。
- 11:00から
- 13:30から
- 14:30から
予約方法は以下のとおりです。公式HPに詳しくまとまっていますので、そちらから予約してください。
予約方法(詳しくは公式HPを参照)
「氏名」・「希望する見学コースの時間」・「明治蔵までのアクセス方法」等を伝えて、電話またはメールで申し込む
予約期限
3日前まで(それ以降に申し込む場合、電話で申し込む必要あり)
明治蔵の施設内の様子【実際に見学してみて】
実際に筆者が「ご案内コース」で見学をしてきたときの様子をもとに、施設内の簡単な説明をします。
外観
明治蔵は、薩摩酒造が所持する複数の蒸留所のうちの一つです。
明治蔵の由来は、明治時代に薩摩エリアに60ほどあった酒造の一つ(現在の明治蔵)を、薩摩酒造が引き継いだことに由来するそうです。
建物の側面の方に回ると、白壁と黒屋根の美しい外観を見られます。
入口周辺
明治蔵の建物内に入ってすぐのところに受付があります。「ご案内コース」を予約した人は、ここで受付をします。
筆者が訪れた際は受付が閉まってたので、隣の事務室にいた職員の方に声をかけました。
その他にも、鹿児島焼酎の歴史や作り方についての展示があります。
仕込み場内
ここからは、薩摩酒造の職員の方の説明を受けながら回りました。
焼酎を作るのに必要な発酵・蒸留の作業を行うメインエリアに移動する途中、「ここに第二次世界大戦のときの銃弾の跡があります」と言われて撮影した写真がこちら(上の写真)
明治蔵は適宜改修などを行いながらも、昔の名残を残すものも保持しているようです。
こちらが明治蔵の焼酎造りのメインエリア。(上の写真)
手前にある大きくて多数の壺が芋の発酵を行うエリアで、奥に見える場所が実際に蒸留を行うエリアだそうです。
また、芋の発酵に必要な麹菌はこちらで作っているようです。
焼酎は、製麹→仕込み(壺の中で麹と発酵)→蒸留という工程で作られ、メインエリアでその全てを行っています。
そして驚いたのが、これらの見学している設備が全て現役で使用されているもので、時期によっては職員の方が作業を行っている様子を見られるという点です。
さらに、仕込み作業の時期に見学をすると、仕込みの混ぜ作業を体験させてもらうこともできるそう。
筆者が訪れたときはその時期ではありませんでした。
歴代首相自筆の「国酒」の2文字が飾られている
蒸留エリアの見学を終え、売店エリアへと移動する途中に階段があり、登った先には歴代首相自筆の「国酒」という書道作品?の展示エリアがあります。
この「国酒」というのは、毎年?(もしくは首相ごとだったかも…)首相に書いてもらうことになっており、「国を代表する酒」という意味があるそう。
(詳しくはかなり深い話のようで、超ざっくりと説明してもらいました。)
一番昔のもので、大平正芳内閣(昭和53〜55年)のものがありました。
立神楼(展望台)
立神楼は2011年にオープンした、明治蔵の中にある展望台です。
高さは19.9メートル。薩摩富士として知られる開聞岳や、晴れて澄んだ日には遠くに種子島を見ることもできるそうです。
立神楼に登る階段の前には、金魚がいる人工的な池があり綺麗でした。
明治蔵に来た方に楽しんでもらいたいということから作成したそうです。
売店(試飲も可能)
明治蔵の見学コースの一番最後には売店があります。(キャッシュレス決済可)
ここでは、薩摩酒造が所持する複数の蒸留所のうち「明治蔵」で作られたお酒や、明治蔵限定のお酒を購入することが可能です。
さらに、職員の方にお願いすれば焼酎の試飲もできます。
「明治蔵限定のお酒」では、基本的に明治蔵でしか買えないお酒の一部を紹介しています。
明治蔵限定のお酒
ここでは明治蔵限定のお酒を紹介しています。
一部の商品は明治蔵の通販で購入可能です。
全てを紹介はできていないかもしれませんが、どんなお酒があり、どんな感じなのかを知ってもらえれば幸いです。
明治蔵限定ラベルの「さつま白波」
薩摩酒造を代表する焼酎の「さつま白波」の、明治蔵限定ラベルバージョンです。
スーパーなどで販売している普通の「さつま白波」との違いですが、市販品は南九州市頴娃(えい)町にある工場で造られたもので、明治蔵限定ラベルのものは明治蔵で造られたものという違いがあるそうです。
明治蔵限定ラベルの「さつま黒白波」
こちらは明治蔵限定ラベルの黒白波です。
市販の黒白波との違いは、先程の「さつま白波」と同様です。
明治蔵原酒
こちらは明治蔵で醸造された、水などを一切加えていない状態の焼酎です。もちろん明治蔵限定商品。
アルコール度数が高いため、冷凍庫に保管しても凍ることなく保存が可能です。
試飲してみましたが、想像の通り非常に濃厚な味わいでした。
いもだらけ
最後に紹介するのが薩摩酒造の公式通販サイトでも販売していない、本当の明治蔵限定焼酎「いもだらけ」
17種類のさつまいもをブレンドしてできた芋焼酎で、試飲したものの中で最もさつまいもの風味を感じました。
明治蔵見学の記念に最適な焼酎です。
明治蔵の滞在時間
・自由見学コース:15分〜60分
・ご案内コース:30分〜60分(うち15分が職員の方による案内の時間)
明治蔵の滞在時間の目安は以上のとおりです。
試飲や買い物などを楽しむ予定の場合、1時間ほどと見込んでおきましょう。