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この記事では、車なしで鹿児島の定番観光スポットを巡る3泊4日モデルコースを紹介しています。
仙巌園や桜島、指宿の砂むし風呂、鹿児島の名物グルメを堪能できるコースとなっています。
実際に筆者が巡ってきたコースです。再現性は抜群です。
記事の内容は以下のとおりです。
・車なしで巡る鹿児島旅行3泊4日モデルコースの全体像
・実際に筆者が巡ったときの様子
・モデルコースの再現におすすめなホテル
・モデルコースの再現に使えるお得なフリーパス
それでは早速、車なしで鹿児島の定番観光スポットを巡る3泊4日モデルコースを紹介していきます。
3泊4日モデルコースの全体像
今回紹介するモデルコースの全体像は下記の通りです。
1日目は、皆さんのお住まいのところから鹿児島に到着する日として想定しています。時間に余裕のある方は、鹿児島市内の観光もしましょう。
2日目から鹿児島観光スタート!まずは鹿児島の名勝「仙巌園(せんがんえん)」を観光。かつての島津家の別荘で、対岸にそびえる桜島とセットで美しい風景を楽しめます。
鹿児島といえば桜島!桜島フェリーに乗って桜島を見に行きます。桜島観光のあとは、枕崎へと移動して3日目の観光に備えます。
さつま芋焼酎「白波」などで知られる酒造の見学です。試飲や限定商品を購入することもできます。
かつおの町「枕崎」でしか食べられない、鰹を使った漁師めしをいただきます。
日本に二か所しかない、砂に身体を埋めてあったまる砂蒸し風呂を体験します。
鹿児島名物の黒豚料理やうなぎなど、お好みのものを食べましょう
4日目は皆さんのお住まいのところへ帰る日として想定しています。
帰りの時間まで余裕がある方は、鹿児島市内の観光やお土産購入などがおすすめ。
鹿児島の定番観光スポットの桜島や仙巌園、ちょっと足を伸ばして指宿(いぶすき)や枕崎もルートになっています。
観光だけでなく、名物グルメを楽しんだり砂蒸し風呂の体験など、鹿児島をアクティブに満喫できます。
次では、実際に筆者が上記のモデルコースを巡った様子をまとめています。
鹿児島の定番観光スポットを巡る3泊4日モデルコース
1日目:前乗りで鹿児島へ
1日目はバタバタしなくて済むよう、夕方ごろに鹿児島空港に到着するようにスケジュールしました。
鹿児島空港に到着後は、翌日の予定を考慮して鹿児島中央駅周辺のホテルに宿泊します。
空港連絡バス
・運賃:1,400円
・所要時間:40分
2日目:仙厳園&桜島を満喫して枕崎へ
2日目から本格的に鹿児島観光がスタートです。
鹿児島中央駅を朝8時に出発する路線バスに乗り、鹿児島の名勝「仙巌園」へと向かいます。
仙巌園は江戸時代に薩摩藩を治めていた島津家の庭園で、錦江(きんこう)湾に面した美しい風景を楽しめます。
また、庭園内にあるお店で仙巌園の名物和菓子「両棒(ぢゃんぼ)もち」を食べるのもおすすめです。
さらに、仙巌園から歩いて5分以内のところには、登録有形文化財のスターバックスコーヒーや、
「異人館」と呼ばれる、日本初の洋式紡績工場を作った際に招いたイギリス人技師の宿舎があり、レトロな雰囲気を楽しむことができます。
13時ごろまで、仙巌園とその周辺の観光スポットをめぐります。
路線バス「カゴシマシティビュー」
・乗車バス停:鹿児島中央駅
・降車バス停:仙巌園前
・運賃:230円
・所要時間:49分
仙巌園観光を楽しんだ後は、鹿児島のシンボル「桜島」へと向かいます。仙巌園から桜島へは、バス+桜島フェリーを利用します。
桜島フェリーは、鹿児島市街地と桜島をおよそ15分で結び、日中には1時間に3往復運航しています。なお、予約不要で乗船可能です。
桜島フェリーに乗船したらぜひ食べてもらいたいのが、船内にあるうどん屋「やぶ金」のうどん。お昼時は行列ができるほど人気で、甘めのつゆが美味しいです。
①路線バス「カゴシマシティビュー」
・乗車バス停:仙巌園前
・降車バス停:かごしま水族館前(②桜島フェリーに乗り換え)
・運賃:230円
・所要時間:15分
②桜島フェリー
・運賃:200円
・所要時間15分
▼桜島フェリーの乗り方・名物うどんについてはこちら▼
【時間ある?】桜島フェリーの名物うどんを食べる方法や基本的な乗り方・安く乗船する方法を紹介桜島に到着したら、路線バスに乗車して「湯之平展望所」という観光スポットへと行きます。
湯之平展望所は「桜島の展望所の中で最も高い位置にあり、一般人が立ち入ることができる最高地点」となっており、桜島の最も迫力ある姿を見学できるスポットです。
湯之平展望所の滞在時間は15分程度です。
路線バス「サクラジマアイランドビュー」
・乗車バス停:桜島港
・降車バス停:湯之平展望所
・運賃:230円
・所要時間:40分
▼湯之平展望所の詳細・行き方▼
【桜島一高い展望台】湯之平展望所の滞在時間・アクセス・現地の写真などを紹介湯之平展望所の見学が終わったら、再びバスに乗車し「桜島溶岩なぎさ公園」へと行きます。
桜島溶岩なぎさ公園は、全長約100mの足湯が無料で楽しめる観光スポットです。
また、公園内には野良猫が住んでいて、その姿にも癒やされます。
路線バス「サクラジマアイランドビュー」
・乗車バス停:湯之平展望所
・降車バス停:ビジターセンター
・運賃:230円
・所要時間:25分
▼桜島溶岩なぎさ公園の詳細▼
【猫もいる】全長100mの足湯がある桜島溶岩なぎさ公園のアクセス・駐車場・見どころを紹介桜島溶岩なぎさ公園で足湯と猫に癒されたら、フェリーで鹿児島市街地・鹿児島中央駅へと移動します。
さらに、鹿児島中央駅から指宿枕崎線に乗車し、本日の宿がある枕崎へと向かいます。
JR指宿枕崎線
・乗車駅:鹿児島中央駅
・降車駅:枕崎駅
・運賃:1,850円
・所要時間:2時間30分
3日目:枕崎・指宿と南薩摩を満喫
3日目は朝10時に行動開始です。13時頃まで枕崎市内の観光スポットを巡ります。
枕崎に来たらぜひ訪れてほしいのが、「枕崎かつお公社」と「薩摩酒造の明治蔵」
「枕崎かつお公社」は、枕崎名物のカツオを使った鰹節や加工品のお土産を購入できるお店です。
カツオはもちろん、鹿児島のお土産も幅広く取り扱っており、お土産の購入にぴったりです。
店内には鰹節の製造工程をガラス越しに見学できるスポットもあります。
枕崎観光のもう一つの目玉は、「薩摩酒造の明治蔵」です。
薩摩酒造は「白波」などの芋焼酎で知られる酒造所で、明治蔵は明治時代から使用されている現役の蒸溜所です。
薩摩酒造の方による案内を受けながら見学をすることができ(要予約)、見学の最後には様々な種類のお酒の試飲も可能です。
現役で使用されている設備について分かりやすく説明してもらえるので、焼酎に関する知識がゼロの方でも楽しめます。
さらに、館内には歴代総理大臣直筆の「国酒」の書道?が展示されています。
▼明治蔵の詳細はこちら▼
【見学記】薩摩酒造の焼酎蒸溜所「明治蔵」の見学内容や明治蔵限定商品を紹介枕崎に来たら一度は食べたいカツオ料理。枕崎市街地にある「枕崎名物料理 だいとく」では、お手頃な値段でカツオ料理を食べることができます。
枕崎鰹船人めし(カツオ漁船の漁師飯をアレンジした料理)と鰹のたたきが入ったミニラーメンを食べましたが、どちらも鰹の風味が抜群に効いていて美味しかったです。
ランチを頂いたあとは、枕崎駅で指宿枕崎線に乗車し指宿へと向かいます。
JR指宿枕崎線
・乗車駅:枕崎駅
・降車駅:指宿駅
・運賃:950円
・所要時間:1時間20分
指宿では、世界で唯一の天然砂むし温泉を体験。
「砂むし会館 砂楽」では、予約不要・手ぶら・日帰りで砂むし温泉を楽しむことができます。
路線バス
・乗車バス停:枕崎駅
・降車バス停:砂むし会館前
・運賃:160円
・所要時間:4分
リアルタイムの乗換案内は「九州のバス時刻表」が便利です
砂蒸し風呂は、普通の温泉とは全然違います。
砂むし温泉は上記の画像のように、温められた砂に身体を埋めて発汗効果を得るもので、身体の芯からじんわりとリラックスできる感覚を体験できます。
温泉内は撮影禁止なので詳しい様子は紹介できません….
砂蒸し体験の所要時間は30分〜1時間30分ほど。混雑状況によって変化します。このうち、実際に砂蒸しを体験している時間は10分程度です。
【失敗談あり】「砂むし会館 砂楽」で日帰りで砂蒸し風呂を体験。アクセスや所要時間・料金など紹介上の記事では、砂むし会館 砂楽の施設情報や失敗談を含んだ体験記も紹介しています。
砂蒸し体験終了後は、再び指宿駅へと戻り列車で鹿児島中央駅へと行きます。
①バス(砂むし会館 砂楽→指宿駅)
・運賃:160円
・所要時間:4分
・乗換案内:「九州のバス時刻表」
②JR指宿枕崎線(指宿駅→鹿児島中央駅)
・運賃:1,020円
・所要時間1時間10分
3日目の夜は、鹿児島市内の飲食店で郷土料理を食べるのがおすすめ。
筆者は黒豚のしゃぶしゃぶをいただきました。臭みがなく、さっぱりとしていてとっても美味しかったです。
その他にも鹿児島には、うなぎ・黒豚・鰹を使った料理など様々なグルメがあり、鹿児島市内にはそれらをいただける飲食店がたくさんあります。
天文館・鹿児島中央駅周辺で鹿児島名物を食べられる店を探すなら「かごしま市観光ナビ」が非常に便利です。
人気の居酒屋は予約でいっぱいなことが多いので、あらかじめ予約しておくのがおすすめです。
筆者が訪れた「吾愛人(わかな)」というお店は、鹿児島市内に複数店舗あります。しゃぶしゃぶ以外にも様々な郷土料理を食べられます。
4日目:鹿児島市街地の観光&帰路へ
最終日は、鹿児島空港へのアクセスが便利な鹿児島市街地の観光がおすすめです。
鹿児島市の市街地には以下のような観光スポットがあります。
- 天文館(繁華街でお土産を買うのにもおすすめ、名物の白くまも食べられる)
- 照国神社・鶴丸城跡
- 西郷隆盛像・大久保利通像など
- 鹿児島市維新ふるさと館(明治維新に関連した展示が充実)
鹿児島市街地から鹿児島空港へは天文館・鹿児島中央駅から乗車可能なシャトルバスで40分ほどです。
帰りの時間に合わせて、各観光スポットを巡ってみましょう。
モデルコースの再現にぴったりな宿泊施設
1泊目:鹿児島市内(鹿児島中央駅周辺)の宿泊施設がおすすめ
1泊目は鹿児島市内のなかでも鹿児島中央駅周辺に宿泊するのがおすすめ。
理由として、2日目に仙巌園へ行くときに利用するバスが鹿児島中央駅始発であるからです。
鹿児島中央駅周辺はビジネスホテルが多く、お手頃に宿泊することができます。
筆者が泊まったホテルがこちら
鹿児島中央駅西口を出てスグの場所にあり、とても便利な立地です。
【宿泊記】グッドイン鹿児島のアメニティ・部屋の様子を写真で紹介!鹿児島中央駅から徒歩2分のビジネスホテル2泊目:枕崎駅周辺の宿泊施設がマスト
2泊目は枕崎駅周辺の宿泊施設に泊まるのがマスト。というのも、枕崎は鉄道・バスの本数が少なく、市街地から離れた場所に泊まってしまうとモデルコースの再現が不可能になるからです。
なかでも、おすすめは「枕崎ステーションホテル」です。
枕崎駅周辺にあるホテルの中で最も新しい感じのホテルで、アクセスも駅徒歩30秒という抜群のアクセス。
客室に無料で使えるマッサージチェアがあったのも嬉しかったです。
3泊目:鹿児島市内(天文館周辺)の宿泊施設がおすすめ
3泊目は、鹿児島市内の中でも天文館周辺の宿泊施設を利用するのがおすすめです。
理由は、「①最終日は鹿児島市内の観光が中心となる」「②鹿児島空港行きのバスの多くが天文館始発」だからです。
繁華街のためビジネスホテルから高級なホテルまでたくさんあり、市電・バスが利用可能で観光スポットへのアクセスも抜群です。
筆者は「ホテルサンデイズ鹿児島」に宿泊しました。
一泊6,000円ほどで宿泊でき、室内もおしゃれでコスパの良いホテルでした。
鹿児島市内の観光スポット巡りに使えるお得なきっぷ【筆者も実際に使用】
2日目と最終日は、鹿児島市内の観光が中心となります。
今回紹介したモデルコースでは、鹿児島市内の移動に下記の交通機関を使用しました。
- 市電(路面電車)
- カゴシマシティビュー(鹿児島市街地の観光スポットを周遊するバス)
- サクラジマアイランドビュー(桜島の観光スポットを周遊するバス)
- 桜島フェリー(鹿児島市街地〜桜島)
これから紹介するフリーパスを使用することで、上記の交通機関を乗り放題・割引料金で利用できるようになります。
全て筆者がモデルコースの旅行中に使用したものになります。
市電・市バス・シティビュー1日乗車券
「市電・市バス・シティビュー1日乗車券」は、下記の交通機関が1日乗り放題となるフリーパスです。
- 市電(鹿児島市内の移動に超便利)
- 市バス
- カゴシマシティビュー(鹿児島市内の観光スポットを周遊する路線バス)
上記の交通機関の初乗り運賃はどれも200円程度するので、3回以上利用すれば確実に元を取ることができます。
さらに、このフリーパスを提示することで、対象の観光施設で入場料金の割引などの特典を受けることもできます。(詳細)
サクラジマアイランドビュー1日乗車券
「サクラジマアイランドビュー1日乗車券」は、桜島の主要な観光スポットを周遊する路線バス「サクラジマアイランドビュー」が1日乗り放題となるフリーパスです。
「サクラジマアイランドビュー」の運賃は均一230円のため、3回以上利用すれば確実に元を取ることができます。
また、桜島フェリーではこのフリーパスを提示することで、乗船料金が2割引(大人200円→160円)になります。