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この記事では、桜島フェリーの基本的な乗船方法から安く乗船する方法、名物うどんを食べる際の注意点などの情報をまとめています。
記事の内容は以下のとおりです。
・桜島フェリーの基本的な情報
・乗船手順
・運賃・時刻表・フェリー乗り場の場所など
・安く乗船する方法【結論→4つあり】
・通常運賃と安く乗車する方法【結論→4つあり】
・名物うどんを食べてみた様子・時間内に食べるための注意点
お急ぎの方は目次を利用してください。
桜島フェリーについて
名称 | 桜島フェリー |
運航区間 | 鹿児島港 〜 桜島港 |
所要時間 | 約15分 |
時刻表 | 時刻表 |
運賃 | 大人:200円 小児:100円 (支払い方法・安く乗船する方法は記事内で紹介) |
ICカード | 利用可能 (現金チャージは不可・事前にチャージが必要) |
予約 | 不要 |
HP | 鹿児島市 |
桜島フェリーは鹿児島市と、その対岸の桜島を結ぶフェリーです。
以降では、桜島フェリーの乗り方や名物のうどんについて、実際に乗って分かった情報をもとに紹介していきます。
桜島フェリーの乗り方
乗船手順
桜島フェリーの乗り方は非常に簡単。基本的な乗船手順は以下のとおりです。
①フェリー乗り場に停泊している船に乗船(きっぷ等は購入不要)
②フェリーで桜島へ移動
③桜島港にて運賃支払い
①桜島港改札窓口にて運賃支払い
②フェリーで鹿児島港へ移動
③鹿児島港に到着後、そのまま下船
以上のように、「鹿児島港→桜島港」・「桜島港→鹿児島港」どちらの場合も、桜島港で運賃を払うようになっています。
フェリーへの乗船は出港時刻の30秒前まで可能となっています。少々ギリギリでも乗船可能です。
時刻表
※平日ダイヤ・休日ダイヤに分かれています
※季節により運航時刻が異なります。
桜島フェリーは年中無休・24時間運航しており、日中は1時間に上下3本〜4本運航しています。
乗船の際は、必ず公式サイトの情報を確認してください。
運賃
運賃は上の図がわかりやすいです。
運賃(片道)
大人:200円
小児(1歳〜小学生):100円
なお、ここで紹介している運賃は通常運賃です。お得に乗る方法は「安く乗船する方法」にて紹介しています。
支払い方法
支払い方法
・現金
・クレジットカード
(JCB・VISA・MasterCard・AMEX・DINERS・DISCOVER)
・交通系ICカード(Suica等)
・電子マネー(nanaco、WAON、Edy、QUICPay)
交通系ICカードおよび電子マネーのチャージは不可となっています。利用の際は事前にチャージしておきましょう
どの支払い方法を利用しても、桜島港改札窓口で支払います。
車・自転車・大きな荷物を持って乗れる?
車や自転車などをフェリーで運ぶことも可能です。
ただし、旅客運賃とは別に自動車航送運賃等が必要となります。
参考になりそうなページを以下に示しておきます。
フェリーへの車両の乗り入れ方法
→フェリーへの車両の乗り入れ|桜島フェリー(動画もあります)
追加料金について
→運賃・回数券・定期券|桜島フェリー
料金の支払場所について
【鹿児島港】フェリー乗り場の場所・アクセス
住所 | 〒892-0814 鹿児島市本港新町4-1 GoogleMapで確認 |
窓口営業時間 | 7:30〜19 :00 |
駐車場 | 無し(周辺の民間有料駐車場を利用) |
設備 | トイレあり・コインロッカーあり |
鹿児島港フェリー乗り場へのアクセス方法は、以下のページにて紹介しています。
鹿児島港フェリー乗り場の最寄りバス停・電停へのアクセス
→駅、空港からのアクセス|桜島フェリー
【桜島港】フェリー乗り場の場所・アクセス
住所 | 〒891-1419 鹿児島市桜島横山町61-4 桜島港フェリーターミナル GoogleMapで確認 |
窓口営業時間 | 7:30〜19 :00 |
駐車場 | 有料(358台) |
設備 | トイレあり・コインロッカー・売店 |
桜島港フェリーターミナルからは、桜島を間近に望める湯之平展望所へ行くバスに乗車することができます。
桜島港フェリーターミナルから湯之平展望所へ行くバス
→サクラジマアイランドビュー|かごしま市観光ナビ
安く・お得に乗船する方法
①フリーパス「CUTE」を利用で無料に(公共交通で鹿児島観光の方におすすめ)
桜島フェリーにお得に乗船する1つ目の方法は、フリーパス「CUTE(キュート)」を利用する方法です。
CUTEを使用することで、桜島フェリーを含む以下の交通機関が乗り放題となります。
- 鹿児島市電・市バス
- カゴシマシティビュー
- サクラジマアイランドビュー
- 桜島フェリー
有効期間が1日間の「1日券」と2日間の「2日券」があり、それぞれの価格は以下の通り。
CUTEの使い方は、運賃支払い時に提示するだけでOKです。
鹿児島市内のほとんどの観光スポットがCUTEで巡ることができるので、公共交通メインで鹿児島観光を予定の方におすすめです。
また、場合によっては次に紹介する「②サクラジマアイランドビュー1日乗車券提示で2割引」の方がお得かもしれません。
②サクラジマアイランドビュー1日乗車券提示で2割引
次に公共交通メインで鹿児島観光を予定している方におすすめなのがこちら。
以下のフリーパスを提示することで
- サクラジマアイランドビュー1日乗車券(大人500円、小児250円)
桜島フェリーの運賃が2割引となります。
大人(片道):200円→160円
小児(片道):100円→80円
サクラジマアイランドビューは、桜島港から湯之平展望所などの主要な桜島の観光スポットを巡る路線バスで、通常は1乗車230円です。
この1日乗車券の特典に、桜島フェリーの運賃割引があるというわけです。
これだけでは何がどうお得なのかわからないかもしれませんが、次に紹介する方法で鹿児島市中心部と桜島を最もお得に移動できるんです。
「サクラジマアイランドビュー1日乗車券」と、もう一つのフリーパス「市電・市バス・シティビュー1日乗車券」を使うことで、「CUTE1日券」とほぼ大差ないサービスが受けられます。
・市電・市バス・シティービュー1日乗車券(600円)
・桜島フェリー(往復320円※割引料金)
・サクラジマアイランドビュー1日乗車券(500円)
上の3つの合計価格は1,120円で、以下の交通機関が利用可能となります。
1日乗り放題
・鹿児島市電・市バス(鹿児島市中心部の観光に便利)
・カゴシマシティビュー(鹿児島市中心部の観光スポットを巡るバス)
・サクラジマアイランドビュー(桜島の主要な観光スポットを巡るバス)
割引料金で乗船可能
・桜島フェリー
これ、よくよく比べてみると、先程紹介した「CUTE1日券」より80円安く、その違いは「桜島フェリー」が乗り放題となるか割引料金で往復乗船しているかの違いしかありませんよね。
つまり、以下のような方におすすめです。
1日で「鹿児島市中心部の観光」と「桜島の観光」をしようとしている方で、鹿児島市中心部と桜島を1往復分しか利用しない方。
多くの方が上の条件に当てはまるのではないでしょうか。
お得に移動するのに必要な「サクラジマアイランドビュー1日乗車券」と「市電・市バス・シティビュー1日乗車券」の詳細はこちら。
③コンビニで乗船券購入で1割引(自動車で乗船予定の方におすすめ)
桜島フェリーの乗船券をコンビニで事前購入すると、通常より5〜10%安く乗船できます。
大人(片道):200円→190円
小児(片道):100円→90円
その他、往復割引や車両料金の割引券もあります。
>>桜島フェリー公式サイト
購入可能なコンビニは以下の通りです。全国のコンビニで発券可能です。
・ローソン:ローソンチケット(Lコード:81328)
・セブンイレブン:チケットぴあ(Pコード:670-211)
・ファミリーマート:eプラス(コード番号無し。「チケット」ボタン、「チケットを探して買う」ボタン、「レジャー/アート/ミュージアム」ボタンを押して、「桜島フェリー」を選択後、「往復」等の必要事項を入力してください。)
「市電や市バスは利用せず、単純に桜島フェリーを安く乗船したい」という方や、車と一緒に移動したい方におすすめです。
④回数券・定期券など
桜島フェリーでは、定期的に使用する方に最適な回数券や定期券なども販売しています。
旅行客の方が利用する機会はめったにないと思いますが、公式ページのリンクを貼っておきます。
船内設備・座席
桜島フェリーは現在4種類の船舶があり、それぞれ外観のデザインは異なります。
しかし、基本的な船内設備は各フェリー共通となっており、設備に大きな違いはありません。
船内の大まかな様子を知ってもらえればと思います。
座席
こちらが船内で最も座席数が多い一般的な座席です。(上の画像)
これは各船の前後に設置されている展望座席。テーブルがついていて、ゆっくりと海の中を進む様子を楽しむことができます。
こちらが屋外甲板に設置された座席。冬は寒いですが、テーブルが設置されているのでうどんを食べることができます。
こちらがうどん店「やぶ金」の店舗前に設置されたテーブル付きの座席。この座席はうどんを食べる乗客で早めに埋まってしまいます。
うどん屋「やぶ金」
後に紹介する、桜島フェリー名物のうどんを提供しているお店です。
4種類あるフェリーの全てにあります。
自販機・売店
船内には飲料の自販機が設置されていました。
自販機とは別に売店もありましたが、筆者が乗船したときは臨時休業となっていました。
バリアフリー設備など
4種類ある全フェリーに授乳室・シルバー室の設備が設置されています。
船内図
筆者が乗船した船の船内図はこちらです。
フェリーターミナルの写真
鹿児島港フェリーターミナル
改札のある桜島港と比べ、設備は簡素でした。
こちらが乗船口。ここからタラップへと続いていきます。
桜島港フェリーターミナル
桜島港フェリーターミナルの外観です。
改札口はこちらです。撮影したときはフェリーの乗船開始前だったので列ができてました。
フェリーターミナル内には観光案内所や売店などもありました。
桜島フェリーの名物うどん
「やぶ金」のうどんについて
桜島フェリーには、船内に「やぶ金」といううどんを提供するお店があります。
昭和27年創業、昭和56年から桜島フェリーでうどんを提供して以来、桜島フェリーの名物うどんとして愛されているそうです。
九州らしい甘めの味付けで美味しかったです。
初めての方は一度食べてみるのをおすすめします。
メニュー
メニューはこちらです。
- 薩摩うどん・そば:500円
- 山菜温玉うどん・そば:650円
- てんこ盛りごぼ天うどん・そば:750円
- 島津桜島うどん・そば:1,000円
- 自家製いなり寿司:300円(画像のメニュー表にはありませんが、注文口に表記あり)
筆者が乗船したときは、自家製いなり寿司は既に売り切れとなってました。
乗船時間内に食べ切るための注意点
桜島フェリーの所要時間はおよそ15分です。この15分のうちに食べきらなくてはなりません。
結論から先にいうと、食べきることができました。
しかし、あまりモタモタしていると食べきれない可能性があるので、注意点を共有します。
うどんを食べるために事前に知っておきたいポイントは以下のとおりです。
- 出港時刻よりも早くフェリーに乗船し、列に並ぶ。
- テーブルが設置されている座席が少ないので、空いている席を見つけたらすぐ食べる
- うどんを食べ始めてから感触するまでは5分ほど
うどんを食べきるために最も重要な点は、「出港時刻よりも早くフェリーに乗船し、列に並ぶ」です。
桜島フェリーのうどんは人気なため、行列ができます。出港時刻ギリギリに乗船し、うどん屋の行列に並びうどんを食べきることはちょっと難しいです。
そこで、出港時刻よりも10分ほど前にフェリーに乗船し、行列に並んでおくのがポイントです。
うどんの注文は出港時刻よりも前でも可能です。とにかく早く並んでおくのが大切です。
2つ目は「テーブルのある座席ですぐ確保する」です。
フェリー内にはテーブルが設置さている座席が少ないです。
筆者が確認した限りでは、テーブルのある座席は、展望席・うどん屋の前の座席・甲板席(屋外)のみでした。
実際、筆者は空いている座席を探すのに苦労し、最終的にうどん屋の立ち食いエリア?のようなところで食べました。
(この立ち食いエリアも2人分ほどのスペースしかない)
複数人で食べる予定の方は座席を事前に確保したり、一人で食べる方は相席もためらわないようにしましょう。
3つ目は「うどんを食べ始めてから完食するまでは5分ほど」です。食べる速さに個人差はありますが、参考にしてください。
次では実際に乗船し、うどんを食べたときの様子を紹介しています。
実際に乗って、名物うどんを食べてみた様子
【13:13】鹿児島港にて乗船
筆者はカゴシマシティビューを利用し、最寄りの「水族館口」バス停までやってきました。
13時25分発のフェリーに乗船するため、少し早く到着しておきました。
フェリーターミナルはバス停の目の前にあります。
バスから降りた乗客のほとんどが、フェリーに乗船する方がフェリーターミナルへと移動していくので、ついていけば問題ありません。
運賃は桜島港で支払うので乗船券の購入等の必要はありません。
乗船口付近までやってきました。歩行者は画像右側のタラップを、自動車は画像左側の通路を運転して乗船します。
この先を進むとフェリーに乗船できます。
【13:16〜13:24】うどん屋の列に並ぶ〜注文
フェリー出港時刻(13:25)前の13:16に、うどん屋の行列の前に並び始めました。
私が並び始めたときは、前に15人ほどが並んでいました。(上の画像は、並び始めてしばらくしてから撮影した写真です)
入口付近にメニューがあります。
並び始めて8分、ようやく筆者が注文する番がやってきました。
筆者は定番の「さつまうどん」を注文。支払いは現金のみです。
うどん自体は1分もかからないうちに提供してもらえます。
【13:25〜13:30】出港・うどんを食べる
13:25、うどんを食べ始めました。そして、ちょうどこのタイミングでフェリーが出港。
別の場所で記したように、テーブルが設置された座席の空きが少なかったので、うどん提供口の前の立ち食いエリア?のような場所で食べ始めました。
うどんはかなり柔らかめで、出汁は甘めの味付けでした。九州は醤油の味も甘めで、それがうどんにも現れているように感じました。
うどんは5分程度で完食できました。
【13:30〜13:45】桜島港に到着、下船
うどんを食べ終わって外の景色を見てみると、桜島が目の前のところまで来ていました。
13:36、フェリーは対岸の桜島港に到着しました。
到着のアナウンスの後、下船が開始。タラップを通って改札口へと並びます。
運賃の支払いは桜島港で行うこともあり、下船してから改札を抜けるまで5分ほどかかりました。
筆者はこのあと、桜島を最も近くで観測できる展望所の「湯之平展望所」へと向かいました。