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先日、ルノーの20インチ折り畳み自転車PLATINUM MACH8(プラチナマッハ8)を購入しましたので、今回はそのレビューをしていきます。
実際に乗ってみたときの車載映像や、購入する際の注意点などもありますのでぜひ読んでみてください!
- ルノー プラチナマッハ8のスペック・デザイン
- プラチナマッハ9との違い
- 巡航速度は?
- いいところ・イマイチなところ
- 購入する際の注意点
スペック
プラチナマッハ8の簡単なスペックは以下の通り。
フレーム | アルミフレーム |
おりたたみサイズ | 850×380×620mm |
重量 | 約8.9kg (ペダル、スタンドを含むと約9.3kg) |
タイヤ | ETRTO 451ホイール 20×1-1/8 フレンチバルブ(英式アダプター付属) |
ギア | SHIMANO ALTUS 9段変速 フロント:52T リア:11ー32T |
価格 | 税込¥84,370 |
総重量は約9.3kgですが、後に述べるカスタマイズ次第でさらに軽量化することができます。
外観・デザイン
全体的なバランスが良く、スポーティに走ってくれそうな見た目です。
リアキャリアやボトルケージは筆者が後で取り付けたものになります。
20インチの中でもETRTO451ホイールという規格を採用。
一般的な20インチの車輪よりも一回り大きくなっています。(=安定した走りが期待できる)
【カスタム】ルノープラチナマッハ8にリアキャリアを取り付けてみた【最強】前輪も後輪もVブレーキが採用されています。
タイヤは溝のないスリックタイヤ。
太さは約2.86cm。ロードバイクなどに採用される25mmのタイヤよりは太いです。
しかし、ママチャリなどと比べると圧倒的に細く、走行性能を高めてくれそうです。
タイヤは5mmアーレンキーで外すことができます。
ハンドルグリップはかなりゴム感?があり、ハンドルを握る手は非常に滑りにくいですが、長時間握っていると疲れそうでした。
ハンドルバーの高さは調節可能。目盛りも記されているので、自分の身長に合わせて最適な位置にすぐに合わせられます。
これは純正のサドルです。
純正のサドルは硬くて重いため、別のものに交換しました。
こちらは純正のペダルです。
回転も悪く、折り畳んだ際に横に出っ張ってしまい、幅をとるので後で交換しました。
写真から想像できるかと思いますが、フレームやシートポストなどの重い部分が全体的に偏っており、少し衝撃を与えたら倒れてしまいそうでした。
この方向から見ると、ペダルが横に出っ張っているのが分かりますね。
この方向から見ると、リアディレイラーやスプロケットなどの重い部品のある後輪側(=右側)が重そうです。
プラチナマッハ9との違い
プラチナマッハ9は
- 重量は0.5kg重く、折り畳み時の奥行きが7cm大きい
- SHIMANO SORA18段変速(プラチナマッハ8はALTUS 9段変速)
- 価格も3万円ほど高い
同じくルノーの20インチ折り畳み自転車には、上位モデルのプラチナマッハ9があります。違いは下の表のような感じ。
プラチナマッハ8 | プラチナマッハ9 | |
フレーム | アルミフレーム | アルミフレーム |
おりたたみサイズ | 850×380×620mm | 840×450×610mm |
重量 | 約8.9kg(本体重量:ペダル、スタンドを除く) | 約9.4kg(本体重量:ペダル、スタンドを除く) |
タイヤ | ETRTO 451ホイール 20×1-1/8 フレンチバルブ(英式アダプター付属) | ETRTO 451ホイール 20×1-1/8 フレンチバルブ(英式アダプター付属) |
ギア | SHIMANO ALTUS 9段変速 フロント:52T リア:11-32T | SHIMANO SORA 18段変速 フロント:53-39T リア:11-32T |
その他 | ディレイラー・シフターのみALTUS | ブレーキ・ディレイラー・シフターを全てSORAで統一 |
価格 | 税込¥84370 | 税込¥113,300 |
赤色マーカーで示したところが主な違いとなっていますが、プラチナマッハ8と9の決定的な違いはギアと変速段数。
プラチナマッハ8のギアはマウンテンバイク用のSHIMANO ALTUSが採用されており9段変速。
プラチナマッハ9は、ロードバイク用のSIMANO SORAを採用、フロント2段リア9段の18段変速。
また、プラチナマッハ9の方が重量はより重く、折り畳みサイズ(奥行き)も大きくなっています。
総合的に見て、プラチナマッハ9はプラチナマッハ8の走行性能をより伸ばしたものであると言えます。
実際のスピード感・走行してみた感じは?
上の動画は、ルノー プラチナマッハ8を使用して福井県の観光地を巡ってきた時の車載動画になります。
サイクリング中のスピード感の参考にしてみてください。
また、下の動画では以下のような条件で速度を計測してみました。
参考程度に、路面の良い舗装路で、
- 追い風
- 向かい風
追い風
手元のスマートウォッチで計測したところ、時速25km/h。
追い風ということでトップギア(9速)にして走りました。
向かい風
こちらは向かい風。時速16km/hほど。
向かい風ということで6速で走行しました。
巡航速度は20km/hくらい
個人差があるので参考程度にといったところですが、私の場合は巡航速度20km/hくらいでした。
もっと漕げば30km/hもいくとは思いますが、ずっと漕いでいても疲れを感じないくらいの感覚で漕ぎました。
ルノー プラチナマッハ8のいいところ
20インチ最軽量クラスで輪行しやすい
【輪行袋】ルノープラチナマッハ8に使える輪行袋「ちび輪バッグ」を紹介!筆者がルノー プラチナマッハ8を購入した最大の決め手がこの軽量さ。
一般的な折り畳み自転車は、そのほとんどが総重量10kg〜というのがほとんど。そのなかでもルノー プラチナマッハ8はなんと総重量約9.3kg!
私が知る中では20インチ折り畳み自転車で2番目に軽い自転車です。
(1番軽いのはdahonのMu SLX(重量8.6kg)という折り畳み自転車。新車価格で20万円以上)
9kg台という軽量さは、輪行のしやすさという点で大きなメリット。
実際に輪行をするとなると、自転車本体以外にもヘルメットや鍵、財布などの様々な荷物を持って駅や街を移動しなければなりません。
さらに、宿泊を伴う輪行旅行となれば着替えなども必要に。
ただでさえ旅行用品を持って行かなければならないのに、重い自転車を持つというのは非常に辛いものです。
筋力のない筆者でも、20インチ折り畳み自転車で輪行を可能にしてくれたのがプラチナマッハ8でした!
カスタマイズ次第でさらに軽量化可能
シートポスト、サドル、ペダルを交換することでさらに軽量化が可能です。
特にこの3つは比較的簡単に交換が可能な上に、大幅な軽量化と乗り心地の向上が実現できるので必ずやった方が良いです。(優先順位としてはペダル>サドル>>>>シートポスト)
【軽量化】ルノー プラチナマッハ8のサドルをdahonのサドルに変更 【随時更新】ルノープラチナマッハ8に行ったカスタム・アイテム一覧20インチだから安定して走行可能
プラチナマッハ8の20インチという車輪サイズは、小回りもちょうど良い具合に効いてくれます。
さらに、車輪サイズの小さい折り畳み自転車と比べ、段差を気にせずに走行できます。
車道と歩道の間にあるちょっとした段差や、車道にある段差などは余裕
20インチより車輪が小さくコンパクトな折り畳み自転車はたくさんありますが、人によっては小回りが効きすぎる、段差が怖いと感じるということも。
20インチのプラチナマッハ8であれば、安定して走行することができます。
イマイチなところ
速度の維持
20インチの中でも一回り車輪の大きい451ホイール採用ということで、速度の維持性能は高めかと思っていました。
しかし、実際には漕ぐのをやめた途端一気にスピードダウンしてしまいます。
様々な場面で検証してみましたが、路面の状態に関わらず、漕ぐのをやめた途端にスピードダウンしてしまいました。
そのため、下り坂以外では常にペダルを漕ぎ続けている必要があります。
解決方法は?
こちらの動画では再生開始から5分あたりのところで、k3との比較対象として同じくルノーの16インチ折り畳み自転車のプラチナライト8が登場し、プラチナライト8の後輪の回転数について指摘されています。
動画で紹介されているモデルとは違いますが、私が購入したプラチナマッハ8も動画内のプラチナライト8と同じような回転数です。
さらに、同じ投稿者様がプラチナライト8のハブ調整を行い、後輪の回転数を比較した動画が↓の動画になります。(動画開始7分あたりから見ていただくと早いです。)
同じルノーの自転車ですが、回転数が明らかに上昇しているのが分かります。
長くなってしまいましたが、速度維持について後輪の回転数が関係しているのであれば、後輪のハブ調整によってこの問題は改善するのではないかと考えます。
折り畳んだ時に自転車が倒れる可能性あり
前の部分で触れましたが、折り畳んだ状態では重心が偏っており不安定です。(上の画像では、奥側のディレイラーのある方が重い)
折り畳んだ状態で地面に置いた時、一応自立状態は保つのですが、揺れや衝撃が少し加わっただけで倒れてしまいます。
輪行する場合、ディレイラーのある側を進行方向側に向けることで倒れるのを防ぐことができます。
【必見】折りたたみ自転車での輪行のやり方を紹介!プラチナマッハ8はどんな人におすすめ?
- とにかく軽量で高コスパな20インチ折り畳み自転車を求めてる人
- 輪行メインで使いたい人
プラチナマッハ8はコスパを重視する方、輪行メインで使う方にぴったりです。
実際に他のメーカーの同等スペックのモデルと比較しても、最安・最軽量ということがわかります。
メーカー | ルノー | DAHON | Tern |
名称 | プラチナマッハ8 | Speed Falco | Verge N8 |
タイヤ (インチ) | 20インチ | 20インチ | 20インチ |
重量 | 8.9kg | 12kg | 11kg |
おりたたみサイズ (mm) | 850×380×620mm | 820×360×620 | 790×380×720 |
ギア | 8速 | 8速 | 8速 |
価格 | 〜¥84370 | ¥90000〜 | ¥100000〜 |
20インチということで走行しやすく、それでいて軽量・コンパクトというのは輪行において一番うれしいポイント。
さらに、ペダル交換などによるさらなる軽量化や、リアキャリアの取り付け、タイヤ交換など、自分仕様にカスタマイズできるという点もよいところ。
インターネットで購入する際の注意点
納車前に整備点検を行い、初期不良に対応してくれるストアから購入する
オンラインストアで購入をする場合、納車前(発送前)に整備・組立等を行ってから発送する旨を記載し、万が一初期不良の際には対応にあたってくれるストアからの購入を強くおすすめします。
というのも、納車前に点検をしてくれるストアで購入しないと、以下のようなリスクがあるからです。
- 状態の悪い商品が届く可能性がある
- 整備不良品のサポートを受けられない可能性がある
まず1つ目「状態の悪い商品が届く可能性がある」という点です。
Amazon等のレビューを参照すると、整備不良や本体にキズ等がある状態で届いたというレビューが目立ちます。
ちなみに私の場合、当初はヨドバシドットコムで購入しましたが、納車前のチェックで初期不良が発見されたという連絡が入り、急遽別のオンラインストアで購入しました。
また、筆者がInstagramで交流している方でルノーの自転車をネット通販サイトで購入された方がいらっしゃるのですが、その方の場合はベルの取り付けが甘い、後輪がほとんど回らない状態で届いた仰っていました。。。
次に2つ目「整備不良品のサポートを満足に受けられない」という点です。
これも先ほどのInstagramで交流のある方のお話ですが、整備不良品を購入したストアに問い合わせたところ、全く取り合ってもらえなかったため、結局自費で近くの自転車屋で修理依頼したそうです。。。
初期不良品に対する対応はストアごとによって様々ですが、万が一の時にサポートしてくれるストアから購入するのが良いでしょう。
整備不良品が多い、そしてサポートが十分に受けられない可能性があることを考えると、やはり納車前に人の目で確認して整備・組立を行ってくれるストアで購入することがベスト!
私が購入したストアはここ!!
ここまで紹介してきたプラチナマッハ8ですが、私は以下のリンクにあるヤフーショッピングで紹介しているストアにて購入しました。
Yahooショッピングのストアから購入しました!!
こちらのストアでは、発送前に組立と整備を行ってくれるということで安心して購入できました。
重ねてになりますが購入する場合は、自転車整備士の資格を持った方が整備をしてくれるストアで購入するのを強くおすすめします。
輪行袋について
輪行袋については、次の記事で紹介しております。
【輪行袋】ルノープラチナマッハ8に使える輪行袋「ちび輪バッグ」を紹介! 【必見】折りたたみ自転車での輪行のやり方を紹介!ロングライドは可能?
ルノープラチナマッハ8でロングライドですが、自分に合ったカスタムをすれば可能です!
実際にルノープラチナマッハ8を使って、北海道を500kmほど走ってくる自転車旅に行ってきました。
プラチナマッハ8を使用して実際に走行したルート等は以下のページから閲覧できます。
【大公開】おりたたみ自転車で北海道を500km走ってきたのでコース・費用・持ち物・アドバイスを紹介ロングライドに必要な持ち物をまとめた記事は以下のページになります。
【自転車旅】おりたたみ自転車でロングライド!必要な持ち物を全て紹介!その他、プラチナマッハ8に行ったカスタムまとめ
こちらの記事では、プラチナマッハ8に行ったカスタム一覧を紹介しています。現在更新中で、今後も記事の内容が充実していくかと。
【随時更新】ルノープラチナマッハ8に行ったカスタム・アイテム一覧次の記事では、当記事で紹介したプラチナマッハ8や筆者がもう一台持っている別の折りたたみ自転車で実際に走行したルートを紹介しています。
【全国版】ミニベロ・おりたたみ自転車で走りたいおすすめサイクリングコース一覧
シートポストのキャップは常時付いているのでしょうか
(公園の写真では付いてないので着脱式ですよね)
着脱式なら10cmくらいのアルミ板等をネジ止めするなりして
チェーンリング側に倒れないようにするのはダメでしょうか
柔らかい材質だと不可かもしれませんが、シートポスト下に取り付けて
倒れないようにする補助具は簡単に作れる気がします
あああさん、コメントありがとうございます。
Q.シートポストのキャップは常時付いているのでしょうか?
A.シートポストキャップは着脱式のもので、購入したときから付属していました。(どこのストアで購入しても付属しているのか、私が購入したストアのご厚意で特別につけてくださったのかは不明です….m(_ _)m)
Q.着脱式なら10cmくらいの~…?
A.あああさんが想定されているような改造が実際に可能かどうかは断言できませんが、シートポストキャップは合成樹脂?のような素材でできており、比較的硬めな材質です。
また、画像をよくご覧になってくださると分かるかもしれませんが、キャップ底面は若干の傾きがついたデザインとなっています。私の場合ですが、その傾きを利用してチェーンリング側に倒れないようにシートポストに履かせています。(それでもやはり倒れやすいので、輪行するときなどはチェーンリング側を壁に沿わせて置いています。)
あああさんが求めているような回答になっているか不安ですが、ご不明な点がありましたら遠慮なく返信お願いします!
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